むつかしい!

 帰って、すこしだけ「ティラン5」。f:id:minkkobo:20191120213841j:plain

 確実に隙間なくピッタリと接着できるという感覚は、タミヤの凄いところだと思う。

 当然、誰にでも完璧な接着を可能にするための配慮も怠りない。

 宮大工のような職人技を感じてしまうのは俺だけではないだろう。

 そんなことを考えていたら、俺が小学5年か6年の時に親父が作ってくれたおもちゃを思い出した。

 それがこれで、唯一親父の形見。f:id:minkkobo:20191120213846j:plain

f:id:minkkobo:20191120213856j:plain

 よくあるパズルで真ん中(中心)の部分には隙間もなく無く良くできている。

 パズルとはいうものの50年以上前に手作りしてくれたもので、休みの日に朝から作りだしてお昼ごろには出来上がっていたように思う。 

 親父は大工だったので大工ならだれでも作れるらしい?

 明治生まれだったのでその当時の修行は厳しくてしっかり仕込まれたのではないかと想像する。

 今も大工さんは職人気質だと思うので厳しいかも知れないが、電動工具の無い時代なので全て一から作るのに必要な技術の習得手段だったのかも知れない。

 これは本来「樫の木」で作るもので、6つ(むっつ)の樫の木で出来上がっていて、一旦外すと組み上がられない程なので、「6つの樫」で「むつかしい(難しい)」の語源になったと教えてくれた。

 しかしながら、どこを見ても「むつかしい(むづかしい)」の語源だとは書かれていないのでシャレだったのだろう・・・素直な俺は最近まで信じていた。

 そんな親父だが、何も見ないで頭の中に設計図を覚えていたとしたら凄い!

 ただ、親父だから俺と似ているとするとかなり胡散臭いものの、凄い職人技だと思う。

 昔は組み立て手順を覚えていたが、今は全く分からないので外すと戻せないので触ることもなく置いているだけ。

 俺は「タミヤ」や「親父」のような職人技のようなものは持ち合わせていない代わりに、「腑に落ちないもの」を作るのは自信がある。

 ただ、この「ティラン5」は腑に落ちるものにしたいと思う。

 できれば、タミヤのプラモは完璧に設計されていて作り易い分だけデフォルメされているようなので、すこし手を加えてみようかと思っている。

 たまにはそんな作り方も良いかも・・・最後まで継続できるはどうかは自信が無いが、それはそれで楽しく作って行こう!

 今日はここまで。